Good Car Life by ロイヤルオート

長野県でもタイヤチェーン規制義務化区間が発表されました

みなさんこんにちは!

ノーマルタイヤからスタッドレスタイヤへの履き替えはもうお済ですか?私は昨日ようやくタイヤ交換をしました。少しだけですが松本市や塩尻市で雪が舞いましたね。ニュースを見ていてら諏訪市の方はかなり降っていてびっくりしました。

さて、今回は12月10日(月)に国土交通省から発表されました、新たな取り組みについてです。
「大雪時の道路交通の確保に向けた取り組みについて」と題して、リリースされています。

メディア等で「チェーン規制がかけられた」と報道されているこの件ですが、内容をよく読んでいただきたいと思います。

1.今回の取り組みの内容

メディアでの報道などで、「チェーン規制義務化」ととらえられている方が大多数のように感じますが、実際のところは意図は逆です。
今回の国交省のリリースによれば、「従来であれば通行止めとなる状況においてタイヤチェーン装着車のみ通行を可能とするもの」となっています。
すなわち、これまでであれば大雪で全面通行止めとされていた箇所でも、今後はチェーンを装着することで通行を可能とする、という意味です。

また、通行可能とすることで立ち往生の発生を抑止し集中除雪を行えることも見込んでいます。

対象となるのは、「勾配の大きい峠部」で「これまでに大規模な立ち往生などが発生した区間」です。

チェーン規制のかかる時期ですが、大雪特別警報や大雪に対する緊急発表が出される、異例の降雪時、となっています。
過去の実績では、平成29年(2017年)に1/12、1/23、2/8の3回国土交通省から緊急発表が出されています。このうち、後の2回は西日本中心の大雪でした。

また、大雪が予想され通行止め実施の可能性がある場合に事前に告知を行うようになります。2、3日前に周知するとのことで天候が悪くなりそうな場合は、この告知が出る可能性があります。

国土交通省のHPや各警察本部、道路交通情報センター等の発表を事前にチェックしておきましょう。

道路交通情報センター
http://www.jartic.or.jp/

2.チェーン規制はどの区間で行われるのか

全国で13箇所発表された中で国道は6区間、高速道路では7区間になります。

長野県では上信越道と中央道でそれぞれ1区間ずつの計2区間が該当しており、

上信越自動車道
信濃町IC~新井PAの25キロメートル
中央自動車道
飯田山本IC~園原ICの10キロメートル

が長野県内では対象となります。

上信越道信濃町IC~新井PA

中央道飯田山本~園原IC

その他は以下の通りです。天候が崩れそうなとき、事前に発表があるかもしれません。ご注意ください。

国道

高速道路

3.チェーン規制が実施された場合

チェーン規制開始時は、規制区間の手前でタイヤチェーンの装着チェックが行われます。

規制は急な勾配のある峠などで、過去に立ち往生が発生したところで、車両の待機スペースがある場所で実施されます。規制中はチェーン未装着の車は侵入できません。

チェーン規制区間には標識が設置されます。新たに設置される標識なのでこちらも合わせて確認をしておきましょう。

チェーン規制の標識「タイヤチェーンを取り付けていない車両通行止め」
意味:タイヤチェーンを取り付けていない車両の通行を禁止する

また、具体的にいついつから開始されるかは決まっていないようなので国土交通省からの発表を待ちましょう。

まとめ

これまで大雪時に通行止めとなっていた箇所で、チェーンを装着することで通行可能となります。しかし、雪道は危険です。安全を考えたら、事前発表等を確認して不要不急の外出を控えることがベストではないでしょうか。

また、普段使うことの少ないタイヤチェーンについても事前の確認、取り付け手順の確認をきちんとしておくことが大事です。

参考:
国土交通省報道発表資料
2018.12.10 「大雪時の道路交通の確保に向けた取り組みについて(チェーン規制の検討状況)」
http://www.mlit.go.jp/report/press/road01_hh_001105.html

チェーン規制Q&A
http://www.mlit.go.jp/road/bosai/fuyumichi/tirechains.html

国土交通省 報道発表資料 2018.12.14別紙
別紙PDF