厳しい寒さが特徴の信州の冬
信州は本州の山岳地帯で標高が高く、冬はかなり冷え込みが激しいです。
12月~3月の最低気温は松本市の平年値で-1.5~-5.2℃(気象庁)となっています。天気予報でも気づくと思いますが、本州の中で気温が北海道と同じくらいなのです。
冬の降水量は少なめで乾燥しているといえます。
そのため、他県にはない特徴として「凍みる」ということがあります。わかりやすく言うと、「凍結する」ということです。
外にあるものはとりあえず凍る。自動車にしても同じで、ガラスが霜で全面見えなくなるというのが代表的な現象です。
「凍りつく」ということをまず頭においてくことがコツであるともいえます。
信州の雪は?
長野県は南北に長く、北信地方は日本海性の気候よりですが、南信地方は太平洋性気候よりです。
このため、降雪地帯は北信地方に多いですが、中南信地方でも一シーズンに2,3回は大きな降雪があり根雪となって春まで残ったりします。
また、気温が低温のため「積もると溶けない」というのも特徴です。
雪質としては、冬型の気圧配置で北からの吹き出しによる降雪の場合、サラサラの雪になる場合が多いです。
逆に、春が近くなって太平洋側を低気圧が通過して降らせる雪は、大きな結晶の雪になります。これを「上雪(かみゆき)」と呼びます。上雪の場合大きく積雪する場合があります。
カーライフでもこの特徴を覚えておくことが大事です。