春休みに免許を取ってクルマを手に入れる、春から新しく大学に通学として車を使う、就職を期に車での通勤が始まる。など、今まで車とは関わりのなかった方達がデビューするのがもっとも多い時期。
初心者マークをつけて運転する方、初心者マークを見かける方それぞれに、ちょっとだけ気にしてほしいことをまとめました。

初心者マークを見かけたら

本人は、しっかり運転しているつもりでも中央車線ギリギリで走っていたり、交差点での右折のタイミングが遅かったりと傍から見れば危ないなと思うこともあります。最初から運転がうまい人はいないと思いますので、周りが暖かい目で見てあげましょう。無理な横入や煽り走行などは絶対にやめましょう。それは法律違反です。

初心者マークに関する法律

道路交通法第七十一条の五に記載されていますが、

免許を取得して1年以内の人は、車を運転するときに
内閣府令で定めるところにより普通自動車の前面及び後面に内閣府令で定める様式の標識を付けないで普通自動車を運転してはならない。

とあります。
つまり、前と後ろ両方にマークを付けることが義務で、表示しない場合道路交通法違反になります。反則金4,000円点数1点。

また、他の運転者も初心者マークの車を幅寄せしたり割り込みしたりすると、これも道路交通法違反です。

参考:警視庁
http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/kotsu/mark/mark.html

初めての車で気を付けたいこと

事前のメンテナンス

運転前に車の状態を確認すること。教習所でもまず教わっていると思いますが、初めのうちは神経質になってもいいと思います。
タイヤの空気はきちんと入ってるか?
ライトはちゃんと点くか?切れてないか?
ワイパーはきちんと拭き取れているか?ウォッシャー液は入っているか?。
他の人の車を運転する場合は、その人以上にその車の事を見てどんな状態か共有し
ましょう。

自分の運転しやすいように

まずは自分が運転しやすい位置にシートをしっかり調整しましょう。どうしても体格に差があるので運転する人によってベストポジションは違います。
ハンドルやペダルが操作しやすい位置にしないと、窮屈な運転では疲れてしまうし、広すぎれば操作に遅れが出てしまいます。
シート位置が決まったらミラーの位置です。ルームミラー、サイドミラーの3点で後ろがしっかりと確認できるか調整します。ミラー越しでしか確認できない状況もあるので最初にベストポディションにしておきましょう。

運転するときの視線

運転中は目の前近くではなく、その先を見て広い視野にすることがポイントです。
目の前の道ばかり見て走行していると周りが見えず、判断が遅れパニックになることも。目的地を目指し走っていても目の前の進路ばかり見て走行していると、曲がりたい道に気付くのが遅れ車線変更の行動が急になってしまうので少し目線は先を見つめ余裕を持った行動が出来るようにしましょう。
そうすることで時間的余裕もでき、進行方向の標識や信号が自然と認識され、脇道から出てきそうなクルマや歩行者も視界にとらえることができるようになります。

ウィンカーを出すタイミング

曲がる時は、先に曲がりたい方向にウィンカーを出してから車を減速しましょう。
これが逆になると後続車には何故ブレーキを踏んでいるのか理解出来ないので、後続車の減速が甘くなり追突されたりします。
また、ただ停車していると思われて、曲がろうとしている側から追い抜きされる可能性もあります。
大変危険な状態ですので、ウィンカー⇒ブレーキの順を意識しましょう。

近年はサンキューハザードに代表されるようなローカルルール的な本来の用途とは違う「作法」が広まりつつあります。
しかし、これらはあくまで「ローカルルール」的なもので、場合によっては本来の意図を誤解させかねません。
まずは教習所で教わったこと、法律で規定されていることを守るように正しいことを行いましょう。

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