この記事をご覧の方の中には、免許を取り立てで初めての車を手に入れた方も多いと思います。

今回は、「いつか自分にも起こるかもしれない」交通事故の話です。
初心者マークの方はぜひ一度お読みいただくことをお勧めします。

実際に事故を起こしてしまった方のエピソードを交えて紹介していきたいと思います。

事故発生。まずするべきこと

事故体験者は弊社社員20代の女性です。

Q「事故当初の詳しい内容を教えて下さい」

A「続けて二回も事故を起こしてしまったのですが、一回目は夕方の15時ごろで渋滞していました。信号待ちをしている前での車に気付かず追突をしてしまいました。2回目は朝の8時ごろ。見通しの良い田んぼ道の十字路で一時停止の標識に気付かず出会い頭に追突。二回ともスピードは15~20キロくらいとそんなには出てはいなかったがすごい衝撃と音がしました」

Q「事故をしてしまった時どのような心境でしたか?」

A「とても焦りました。相手の方への申し訳ない気持ちでいっぱいでした」

Q「事故が発生してすぐ、どんな対応をしましたか?」

A「まずはほかの車両の通行を妨げないよう、邪魔にならないところへ車を移動させました。その後、互いにケガなどしていないか確認しあいました。幸い、お互いにけがはありませんでしたので救急車は呼ばずに済みました。名刺を交換しそのあと相手方の方が警察へ連絡をしてくれました」

まずは落ち着くことが大切

気が動転してしまい、冷静沈着な行動をとれる人はなかなかいないと思いますが、落ち着いた行動が人の命を救ったり、ケガを軽くできたりします。

道路上での危険防止

二次災害を防ぐためにもまずは、車を安全なところへ移動させ後続車へ事故を知らせるために、非常点滅表示灯(ハザードランプ)の点灯発煙筒・三角表示板などを使い知らせましょう。

もしも高速道路などで事故が起きてしまった時は、むやみに車を降りて歩き回ったりせずに速やかにガードレールの外側など安全な場所に避難することが重要です。

負傷者がいる場合は救急車の手配

119番通報で救急車を呼ぶことができます。自分で無理な場合は周りの人に助けを求めてください。

119番では「火事」か「救急」か聞かれるので「交通事故」であること「救急車が必要」なこと、落ち着いて事故の現場・負傷者の状態を明確に伝えましょう。

警察と保険会社へ連絡

Q「保険会社への連絡はいつしましたか?」

A「警察へ連絡しそのあとは職場の店長や親に連絡をいれました。そのあとに保険会社へ連絡をしました。その後の対応はすべて保険会社でやってくれました。幸いにも車は動かすことができたので一時乗って帰り、その後自社の修理工場にいれました。保険会社の対応はとても親切で助かりました」

警察への通報

事故が発生してしまった時、警察に通報することは運転者の義務になります。
少し車が当たっただけ、お互いケガもないからと報告を怠ると義務違反になります。また、警察の発行する事故証明がないと保険が使えず、修理が必要な場合はすべて自腹です。

同じく、負傷者の救護をしなかった場合も重い罪が科せられるので、けが人がいた場合は必ず救急車を呼ぶようにしましょう。

Q「保険会社とのやり取りは何回ほどしましたか?」

A「3回ほどです。相手方の過失割合の関係で少し時間がかかった時もありました」

Q「車の損害状況はどれくらいでしたか?」

A「1回目は相手の車が大きいジープ系の車で、相手方はそんなに損傷はなかったが、自分の車は前側のバンパーやヘッドライト、コンピューターの部品を交換したので、76万円くらいかかりました。2回目も前側のバンパー・ヘッドライトを交換したので21万円くらいかかりました。全て保険で対応してもらいました」

保険会社とのやり取り

事故直後で気が動転していると思いますので、保険会社の担当者の言うことを落ち着いて聞いてください。

まず、相手のお名前と保険会社を確認した後、自分の保険会社へ連絡します。
もらい事故でも必ず自身の加入している保険会社へ連絡してください。
基本的には、保険会社へ連絡し相手方との交渉を任せる形になります。
保険会社同士で交渉するので、相手方との直接交渉は避けるように言われると思います。※事故内容、保険契約の内容によります。

被害者であっても万が一あとで自分に過失があった場合や、相手方が保険に入っていない場合は自分の保険を使わなければいけなくなることもあります。

事故車両の処理など

車が自走できない場合、事故の程度によりますが、レッカーの手配などは自身で行います。
保険会社との話の中で必ず聞かれるので、自走できるかどうかを答えてオペレータの指示に従うといいでしょう。契約内容によっては、ロードサービスが利用でき、近くの提携工場を紹介してもらえたり代車手配、帰宅困難な場合は宿泊施設の手配もしてくれる場合があります。

交通事故を経験して

Q「事故をしてから何か心境の変化はありましたか?」

A「あります。最初のころは運転が怖くなり嫌でしたが、これがきっかけで無理な運転や、スピードを出さなくなったり、車間距離を今まで以上に取るようになったり、一時停止場所ではしっかり止まり左右を良く確認するようになりました。あと、すこしでも体調が悪かったり、眠いと感じた時には運転を控えるようになりました。事故を起こしてしまったから当事者の気持ちがわかり、仕事柄車関係なので事故を起こしてしまったというお客様もいるので、親身になり対応するようになりました」

今回話を聞いてみて2回とも相手の方がとても優しい方で落ち着いて話し合いすることができたようです。

「これがもし、怖い人や脅してくるような人であれば感情は変わっていたと思います。普段仕事柄車関係なのである程度の流れはわかっていたので、もしなにもわからない若い女性とかなら気が動転してしまうのではないかとおもいます」
と語られていました。

そんな時どうしたらよいのか・・・普段からもしもの時に備えてわかるようにしておきましょう。

おさらいです。

・まずは落ち着くこと
・相手のケガなどがないか確認
・大きいケガであれば救急車の手配
・警察への連絡
・相手の名前・保険会社など確認
・保険会社への連絡

事故はいつ起こるかわかりません。自分が被害者になる場合または加害者になる場合もあります。怒る気持ちもわかります。しかしそんな時こそ「思いやり」の気持ちを
大切にしお互いのことを考えて行動できるといいですよね。

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