最近はあまり聞かなくなりましたがエンジンが過熱しすぎることをオーバーヒートと言います。普段エンジンは冷却水によって過熱を抑えています。この機能が低下したり不能になるとエンジンを冷やすことが出来なくなりオーバーヒートします。
オーバーヒートするとメーターの中の水温計のHを指針が指したり、Hの赤いランプが点灯します。原因はいくつか考えられます。

1.冷却水が不足、漏れている。

冷却水がラジエーターやウォーターポンプなどから漏れてしまった時は、冷却水がエンジンや高温な部分にかかり蒸発して水蒸気(白い煙)とともに甘い臭いがします。ボンネットから白い煙がモクモクと出ている場合は、すぐに車を路肩や駐車場へ移動しエンジンを止めましょう。
ボンネットを開け冷却水の状態(液量)を確認したいところですが、エンジンルームはかなり高温になっているのでヤケドに注意しましょう。ボンネットを開けた後すぐにラジエーターのキャップを開けるのもNGです。熱い蒸気や沸騰した冷却水が噴出してくるので絶対に触らないでください。
ボンネットを開けエンジンルームの通気を良くしたらエンジンが冷めるのを待ちましょう。

漏れている様子もなくただ冷却水が減っていてオーバーヒートした場合には、水道水や市販の冷却水を補充する方法もありますが応急処置なので長距離の走行はやめ1度工場で点検してもらいましょう。
エンジンルームに液体が飛び散った跡が見える場合にはロードサービスか工場へ連絡しましょう。補充してもすぐに抜けてしまうので走行を繰り返すとエンジンが焼き付いてしまい高額な修理になってしまいます。

2.エンジンオイルの量が少ない

エンジンオイルが少ないとエンジン内部の潤滑が出来なくなり、摩擦熱が高くなり焼き付きを起こしてしまいエンジンが壊れてしまいます。
あまりにも量が少ないと赤いチェックランプがメーター内に点灯します。他にも、走行中にガラガラ異音が続く、エンストを繰り返す場合には、無理な走行は控えすぐにエンジンを止めロードサービスか工場へ連絡しましょう。

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